新著 現憲法に欠落の「緊急事態」新設を!

清原会長

講話日:令和2年9月17日(木)

新著 現憲法に欠落の「緊急事態」新設を!

清原淳平会長

意見表明

 国家は、平常時ばかりではない。非常時も起こる。諸外国は「国家非常事態規定」を憲法に明記する。独立主権国家はこの規定を置く。庇護国にはない。日本が独立主権国家というなら、この規定を置くべし。現行憲法に無い原因は何か、その内容を詳論する。国家非常事態の態様を記し、どう明記するか記す。

東日本大震災という国家緊急事態
 東日本大震災直後に行われた国民大会における講話録。主要国家の憲法には、国家緊急事態対処規定、緊急事態における指揮権、財政措置に ついて規定されているが、日本国憲法にはない。その欠落が震災復興の遅れにつながっている。

尖閣諸島侵犯という国家緊急事態
 平成25年の国民大会における講話録。日本はいま、尖閣諸島、北方領土、竹島の侵略を受けるなどの侮りを受けている。その原因は、①戦争・武力行使の永久放棄、②陸海空軍の不保持、③交戦権の否認を柱とし、植民地憲法の体裁を持つ憲法9条の問題点にある。また、9条の解釈は、学者によって18通りにも分かれるという。これでは国民も混乱する。安全保障は最大の福祉である。

新型コロナ流行という国家緊急事態
 令和2年の「第51回国民大会に代えて」清原会長の紙上発表。詳細は、「第51回国民大会に代えて」2~4ページに記載。