自民党総合政策研究所の活動、
憲法改正に関する私の考え方
講話日:平成23年11月1日(火) 山崎拓先生
自民党総合政策研究所長、 |
講演要旨
この日は、マスコミ関係者も多数、参加下さった。論旨は、まず「憲法審査会の始動と政局」として、すでに公布・施行された憲法改正国民投票法に基づく各院の「憲法審査会」が、与党民主党が委員を選考したことにより、やっと審議に入る形勢になったとし、経過を述べられた。
次に「主要政党の論点と差異」として、自民党は憲法改正が立党の精神であること。民主党が憲法調査会での審議の結果、護憲から未来志向の創憲に変わってきた経緯とその内容。また、やはり護憲であった公明党も、環境権などいくつかを憲法へ加える加憲に変わって来たが、なお隔たりがあり、すぐ改憲案ができるとは思えない。第9条でも集団的自衛権の考え方が違うが、邦家のため、真摯に論議して、なんとか改憲案をまとめてもらいたい、と述べられた。
山崎拓先生の経歴 先生は、福岡県議を経て昭和47年に衆議院へ出馬して当選。以来12回の当選を果たされた。その間に、立法府においては、社会労働委員長、税制調査特別委員長。行政府においては、厚生政務次官、防衛政務次官、内閣官房副長官、そして防衛庁長官、建設大臣、党務においては、総務局長、広報委員長、副幹事長、政調副会長、国会対策委員長、政務調査会長(3期)、平成13年から2ヶ年にわたり幹事長、次いで、副総裁も務められた。現在は自民党総合政策研究所長。なお、山崎先生は平成10年、「近未来政治研究会」(山崎派)を結成されて、いまも16名の国会議員を率いておられる。先生は、憲法改正に熱心で、平成13年、『憲法改正──憲法を変える。日本を変える。』を出版。平成15年に当団体が長野県民会議を長野市で立ち上げたその発会式に、山崎派の平沢勝栄衆議院議員とともに長野市民会館で記念講演をして下さった。この研究会でも、何回か、御講話いただいている。